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妙心寺退蔵院 今春は早めの紅枝垂れ桜

退蔵院。右京区花園にある臨済宗のお寺。初期水墨画の代表作である国宝「瓢鮎図」を所蔵することで知られる妙心寺屈指の古刹。

非公開が多い中、通年公開されているお寺の一つ。

 

方丈からのぞむ枯山水のお庭「玄信の庭」。室町時代の画聖・狩野元信の作で昭和6年(1931年)に国の名勝史跡庭園に指定。

 

また、昭和を代表する庭師「中根金作」のお庭「余香苑」の紅しだれ桜は、木全体が濃いピンク色に染まってきました。

お彼岸の中日の今日、2,3輪の蕾がすでに開いていました。

 

今春はかなり早い開花、満開時期となりそうです。

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退蔵院(たいぞういん)
●宗派 臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭
●開山 無因宗因(むいんそういん)禅師
●開創 室町時代応永年間(1404年)
●ご本尊 お釈迦さま 

●寺歴 退蔵院のはじまりは今からおよそ600年余りの室町時代。妙心寺第三世無因宗因(むいんそういん)禅師を開山として京都市内千本松原通あたりに創建。その後、妙心寺山内へ移転。応仁の乱では妙心寺の伽藍と共に焼失しましたが、永正年間(1504-21)に亀年禅愉(きねんぜんゆ)禅師により現在の地へ再建。