江戸幕府の中興の祖、徳川吉宗の時代に窯開きをした老舗。
祇園から清水寺へとつながる五条坂界隈は、かつて京焼・清水焼で栄え、今も古い登り窯がレジェンドとして残っています。
約40年前に市街地化で煙の公害が問題になり、清光焼の登り窯は、清水さんからは東に山を越えた山科の清水焼団地に移動しました。
今では薪ではなく電気釜で焼かれています。
清水さんの門前が遊興地として賑わいを見せるのは江戸時代の中ごろからで、焼き物が参拝客や遊行客相手にみやげ物として人気があったそうです。
清水さんから掘り出される「土」そのものが縁起物として喜ばれたという理由もあったようです。
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● 江戸後期(1771 年)に初代清水六兵衞が清水さんの五条坂に開窯。
● 六代六兵衞の時に清六陶匋(現、キヨロク)2015年に法人化。
● 犬や猫などのオブジェといった創作陶器も人気商品です。