· 

松本明慶大仏師会報 干支のお話

平成の大仏師松本明慶さんの会報に紹介されていた12支のエピソードのお話です。

 

この工房では、毎年、楠の木で彫られた干支の置物を制作しています。

すべて揃えるには12年の歳月はかかりますが、木目も異なる天然木を使用した手作りですので、12体をコレクションするのも楽しみでしょう。

 

ご参考までに京都の干支と係わりのある神社、仏閣をご紹介します。

 

・【亥】建仁寺派の塔頭・禅居庵(ぜんきょあん)、護王神社(イノシシ神社)。

・【子】鹿ケ谷・南禅寺一帯の氏神「ねずみの社」として親しまれる大豊(おおとよ)神社。

・【丑】「天神様」のお使い、撫でることで病気が治るご利益、北野天満宮(きたのさん)。

・【卯」都の東に鎮座する東天王と称される。可愛い兎が神の使いの岡崎(おかざき)神社。

・【辰】木彫りの龍を祀る瀧尾(たきお)神社。

・【未】「嵯峨の虚空蔵(こくうぞう)さん」の愛称で親しまれる虚空蔵菩薩がご本尊の法輪寺(ほうりんじ)。

・【申】猿の字が含まれる猿丸(さるまる)神社。

・【戌】狛犬がいる泉涌寺の塔頭・即成院(そくじょういん)。

・【午】馬の神として信仰される藤森(ふじのもり)神社。

・【酉】比叡山借景、額縁門で知られる、太平の時代を象徴する鶏を祀る天寧寺(ていねいじ)。

・【寅】虎の像が佇む臨済宗建仁寺派塔頭・両足院(りょうそくいん)。

・【巳】京都十二支の妙見さんとして親しまれる、巳の北辰妙見大菩薩が祀る日體寺(にったいじ)。

・【12支】12支守護神として信仰されるようになったお社、下鴨神社(賀茂御祖神社 かもみおや)。

 

等々

 

京都観光の際には、自分の干支の場所を訪づれても思い出になりますね。

グループで参拝するのであれば、仲良く下鴨神社でしょう。