旧志賀直哉旧居は、昭和初期に自身が設計した和洋折衷の近代和風建築の数寄屋風の造りで庭園も侘び寂び寂びの世界観があります。
大正14年、京都の山科から奈良に移り住み、4年後の昭和4年、ここ奈良高畑に新居を構え、鎌倉に転居するまでの9年間をここで暮らしました。
春日山を眼前にのぞむとても穏やかな風光明媚な場所にあります。
当人は尾道、松江、京都、奈良、鎌倉等々、頻繁に居を移しています。
家族もありましたが、一カ所に定住できないやはり天性の天才肌の小説家であったようです。
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●奈良市高畑大道町にある昭和初期に志賀直哉(しがなおや)自身が設計した邸宅。
●国登録有形文化財および奈良県指定有形文化財。
●奈良学園が所有するため「奈良学園セミナーハウス」の呼称。