岡寺(おかでら)、真言宗豊山派のお寺でご本尊は日本最大の塑像の如意輪観世音菩薩(如意輪観音)さま。西国三十三所第7番札所。
寺伝によると創建はおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立。昔はこの地が日本の首都となります。
飛鳥寺(あすかでら)は588年に百済から仏舎利(遺骨)が献じられたことから、蘇我馬子がお寺の建立を発願、596年創建の日本最初のお寺と云われ、百済の技術者が瓦の製作をはじめ,仏堂や塔の建設に関わり、この後、この技術集団は、斑鳩寺などの造営にも関わったと云います。
さらに,これらの技術を身につけた人たちやその弟子たちが全国に広がり、各地の寺院造営に関わるようになったと云います。技術の伝承が行われてきたことになります。奈良時代に焼失しましたが、江戸後期に今の本堂が再建されました。
このお寺には、日本最年長1400年超える「飛鳥大仏」と眉目秀麗な「聖徳太子像」が安置されています。
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●岡寺、正式名は東光山真珠院龍蓋寺、真言宗豊山派、山号は東光山、院号は真珠院
●ご本尊:如意輪観世音菩薩(如意輪観音)さま
●西国三十三所第7番札所
●飛鳥寺、現在の宗派は真言宗豊山派
●ご本尊:釈迦如来像(飛鳥大仏)さま
●新西国三十三箇所第9番札所
●南大門、中門、塔、中金堂、講堂と一直線上に並び、更に塔の東西に金堂を配置する「一塔三金堂」式伽藍で構成、今のお寺の20倍程の規模を誇る大寺でした。