余香苑 満開の紅枝垂れ桜

退蔵院。右京区花園にある臨済宗のお寺。初期水墨画の代表作である国宝「瓢鮎図」を所蔵することで知られる妙心寺屈指の古刹。非公開が多い中、通年公開されているお寺の一つ。

 

春雨の中、心静めてお参りできました。「余香苑」(昭和を代表する庭師中根金作)の「紅しだれ桜」が満開でした。

 

皆さまに幸運をもたらす「消災呪」(しょうさいしゅ)を3回唱えてきました。

この災いを取り除き、世界が再び安穏となるために星に祈りを捧げます。合掌。

***********************************

退蔵院(たいぞういん)
●宗派 臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の塔頭
●開山 無因宗因(むいんそういん)禅師
●開創 室町時代応永年間(1404年)
●ご本尊 お釈迦さま 

●寺歴 退蔵院のはじまりは今からおよそ600年余りの室町時代。妙心寺第三世無因宗因(むいんそういん)禅師を開山として京都市内千本松原通あたりに創建。その後、妙心寺山内へ移転。応仁の乱では妙心寺の伽藍と共に焼失しましたが、永正年間(1504-21)に亀年禅愉(きねんぜんゆ)禅師により現在の地へ再建。