東大寺。華厳宗大本山。
奈良時代には中心堂宇の大仏殿(金堂)のほか、東西2つの七重塔を含む大伽藍が整備されるも、中世以降の戦火で多くの建物を焼失。
現存する大仏さまは、台座などの一部に当初の部分を残すのみで、大仏殿は江戸時代の18世紀初頭(元禄時代)の再建。
木造文化は常に火の脅威にさらされて、はかなく灰になってしまいます。後世のためにも大切にしたいものです。
大仏殿に入りますと、その大きさに圧倒されてしまいます。
奈良の「大仏さん」のほかにも鎌倉や高岡、そして岐阜などにもありますがは、とても親しみやすくありがたい仏様です。
***********************************
●東大寺 華厳宗大本山
●8世紀前半には大仏殿の東方、若草山麓に前身寺院建立、現住職で220世となります。
●ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」登録(1998年)