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峰定寺と美山荘の遅い春

峰定寺(ぶじょうじ)。鞍馬の奥のまた、奥にある本山修験宗のお寺。本山修験宗は、天台宗の流れをくむ修験道の一派で聖護院が総本山。 山号は大悲山。ご本尊は千手観音さま。開基は観空西念で。12世紀に開創された修験道系の山岳寺院。冬季は門を閉じるほどの豪雪地帯です。

大悲山の中腹にあるここの舞台は清水さんの原型となったと云われています。でも、登るには、400段強の石段を踏破する必要があるため、清水さんよりも、さらに健脚が必要です。杖を借りて、また、途中、鐘も突いて頑張ってお参りしましょう。ただし、お堂からの写真は禁止です。

 

峰定寺山門前にある料亭が摘草料理「美山荘」。料理の枠を超えた最高のおもてなしが受けられる山奥にある老舗料亭。何よりも、自然が最高のおもてなしの料亭。

今年の春は、山桜が咲き誇る少し遅い春。コシアブラやタラの芽など山菜の天ぷらなども、さぞ、おいしいことでしょう。

ちなみに、、銀閣寺にある「草喰 なかひがし」の中東久雄さんは、美山荘三代目で故中東吉次さんの弟さん、同じく料理研究家、大原千鶴さんはお姉さまです。