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油一筋200年の油屋

山中油店(下立売通智恵光院西入)。文政年間創業でかれこれ二百年の歴史を刻む、油一筋の油屋さん。その昔、油屋といえば、お燈明(とうみょう)用に使われていました。比叡山の根本中堂に伝わる「油断大敵」のお話も油があってのこと。神さま仏さまへお供えする灯火として、人々の暮らしを照らす明かりとして、当事は大変貴重なものでした。

 

平成から令和へと時代も変わることで、昭和の時代に量り売りで油が売られていたことをご存知の方も、少なくなることでしょうが、大事なものは頑固に残すことが京の文化の礎です。