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神の棲む湖上の霊場 竹生島

竹生島(ちくぶしま)。琵琶湖北部にある美しい無人島で琵琶湖八景の一つ、神仏習合の真言密教信仰の霊場でもあり「神の棲む神秘的な島」です。今回は12月にお越しのお客様の下見で訪づれました。

 

湖東(長浜)、湖西(今津)から共に約30分の琵琶湖クルーズ。今回は今津港から乗船。京都から船乗り場までは1時間半程度。船から見える島の景色は良かったです。

  

島には、頂上近くにある弁財天を祭る「宝厳寺」、三重の塔や千手観世音菩薩を納めた観音堂(重文)、唯一現存する大坂城遺構の唐門(国宝、現在修復中)と、歴史ある「都久夫須麻神社」(つくぶすま、通称、竹生島神社)があります。

 

宝厳寺。山号巌金山。真言宗豊山派、ご本尊は弁財天・千手観音。

宝厳寺までは165段の石段ですが10分程かけ上がりました。健脚ではないご年配の方には、この階段は厳しいかと思います。

頂上からの見晴らしが良く、水が澄む琵琶湖の湖面が美しく、遠くの水平線の景色は瀬戸内のような感じです。

観音堂の紅一点の七福神、弁財天様は交通安全・開運厄除の神様、「幸せだるま」もかわいいです。

観音堂から竹生島神社への渡り廊下(重文)は、秀吉朝鮮出兵に使用した舟材で建てられたもの。

帰路の無事も併せお願いするため竹生島神社参拝、その後は、水を司る竜神拝所で島や琵琶湖にも優しい「かわらけ(土器)投げ」で願掛け。湖面に突き出た鳥居に向けてひと投げ、運良く鳥居をくぐり願いが叶うとのこと。

 

ゆっくり巡って1時間あれば十分、その後は竹生島名物の弁天芋餅、赤こんにゃくで一献でしょう。

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