行く年、来る年の風物詩でもある京を代表する知恩院の「除夜の鐘」。「ええんやー、ひとおーつ」と親綱の僧のかけ声に、子綱の16人の僧が応えて手をゆるめると、親綱の僧は綱にぶらさがって撞木を鐘にぶつける除夜の鐘。
また、檀家の人だけでなく一般の方も突くことができる「除夜の鐘」や突く時間帯も必ずしも行く年、来る年の時間とは限らない「除夜の鐘」もあります。境内には無料の甘酒などの接待が用意されているお寺が多いようです。
元旦の日の出を迎えるまでは、お寺の鐘が京の街のどこかで静かに響き渡ります。
申年も残り一週間となりました。