禅林寺(ぜんりんじ)。通称、永観堂(えいかんどう)。浄土宗西山禅林寺派総本山。開基は、空海の高弟の真紹僧都(平安時代初期)。平安時代後期、永観(ようかん)律師の時に念仏の真言宗に改宗。
境内には3000本を超えるモミジがあり、古くより「秋はもみじの永観堂」と云わる京都でも屈指の紅葉スポット。 特に夜間ライトアップが人気です。
混雑を避けて紅葉狩りを楽しみました。
「みかえり阿弥陀さま(Amitabha Looking Back)」の逸話
禅林寺の本尊阿弥陀如来立像は、顔を左に曲げた姿の像「みかえり阿弥陀さま」。永観が日課の阿弥陀如来の周りを行道しながら念仏を唱えていたところ、阿弥陀如来さまが須弥壇から下りて、永観と一緒に行道を始めた。驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って一言、「永観遅し」と言ったという。それ以来首の向きが元に戻らず、そのままの姿で安置されているという。
めずらしいお姿の阿弥陀仏像です。「南無阿弥陀仏」