Story
·
2016/11/15
日本最大の禅寺「西の御所」
妙心寺。臨済宗妙心寺派大本山。日本にある臨済宗寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占める最大の禅寺で、「西の御所」と呼ばれ親しまれています。境内には著名な武将の菩提寺など40余りの塔頭がありますが、常に公開されているのは「大方丈・法堂・明智風呂」と「桂春院」「退蔵院」「大心院」のみです。なお、春秋などには特別公開されることがあります。
禅寺では松が多く植えられていますが、ここでも三門と仏殿の間に、竹垣に囲まれた4本の松が中でも有名。妙心寺の発展に寄与した「四派の松(しはのまつ)」です。なお、四派の塔頭は、龍泉庵、東海庵、霊雲院、聖澤院となります。
でも、秋は隠れた紅葉の名所です。
背筋を伸ばし凛として、広大な境内をしばし散策しながら、禅寺ならではの雲水修行の厳しい修行「喝」の声や読経が流れる中の禅寺の秋をご堪能ください。
また、山内塔頭と同様の扱いを受けている石庭で有名な世界文化遺産の龍安寺にもお参りください。
なお、今年は宗祖・臨済義玄禅師1150年、ならびに翌平成29年は日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴禅師250年の両遠諱の年です。
「衆生(しゅじょう)本来(ほんらい)仏なり」(みんな、そのままで仏さまだ)。合掌