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京都花街 宮川町

京都には現在、上七軒、祇園、祇園東、先斗町と宮川町の五つの花街があります。それぞれに歌舞練場というお稽古場があり、芸妓さんと舞妓さんが所属しています。

お茶屋さんと置屋さんが軒を連ねた風情ある町並みと、さりげなく行き交う芸舞妓さんの姿は京都らしい風景の一つです。 

 

特に宮川町は、夕暮になるとお茶屋さんに向かう足早の芸妓さんと舞妓さんに出会い、すれ違う場所です。

そんな風情を鼻の下を少し伸ばしていると、お茶屋さんの軒上で刀を持った鍾馗さん(しょうきさん)が睨みを利かせています。