秋本番前の金閣さん

金閣寺。正式名、鹿苑寺(ろくおんじ)。

金閣寺の歴史を振り返ると古くは鎌倉時代に藤原一族の藤原公経(西園寺公経)(さいおんじきんつね)がこの地に西園寺を建立。

鎌倉幕府滅亡後、荒れ果てたお寺を足利義満が譲り受け、「北山殿(北山第)」と呼ばれる邸宅を造営。 ここで権勢を誇っていました。

義満の死後、遺言により北山殿は舎利殿(金閣)を残して解体、禅寺となり、義満の法名「鹿苑院殿」から二文字をとり、「鹿苑寺」と命名。 

 

その後、応仁の乱で多くが焼失、再建。さらに、近年では放火事件(1950年7月2日午前2時頃)後は、55年に再建され、94年に世界遺産に認定されています。

 

秋の京都観光シーズン前に、この秋の長雨のこともあり、ご案内したお客様以外は誰もいない静寂な金閣さん。この姿が禅寺の空の世界でしょう。