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苔寺が映える季節

苔寺。正式名は臨済宗西芳寺(さいほうじ)。嵯峨天龍寺の境外塔頭。山号は洪隠山。本尊は阿弥陀如来さま、開山は行基と伝え、中興開山は夢窓疎石。世界遺産に登録されています。

 

お奨めは初夏から梅雨明けの雨上がりの翌日、苔が特に映えます。

このお寺は1977年から一般拝観を中止し、事前申し込み制となり、かつ拝観に際しては、原則、写経などの行事参加が条件となりました。

拝観料はお一人3,000円とちょっとお高いですが、ご住職さんの説法・般若心経の唱和や写経を本尊に永久奉納いただけることから、お布施の意味合いがあります。

いわゆる「観光寺」の風潮がある中で、同寺のスタンスは同感できる方も多いものと思います。

 

最近は海外のお客様も多いと伺っています。日本人が感じる侘び寂びの世界感をどのように理解してもらえるか、難しさの中に面白さがあります。

苔寺の青紅葉
嵯峨天龍寺の境外塔頭 臨済宗西芳寺