退蔵院。臨済宗大本山妙心寺の塔頭。
退蔵院・余香苑の入り口にある枝垂れ桜。「そうだ京都に行こう」のキャンペーンにも取り上げられた桜。
また、余香苑は1963年(昭和38年)から3年の月日を費やして造園家の中根金作が作庭した昭和を代表する名園。
一方、方丈の西にある枯山水の「元信用の庭」は室町時代の絵師、狩野元信の最後の作品と云われています。残念ながら普段は方丈の横からしか鑑賞できませんが、機会があれば、方丈の襖を開放して見たいものです。
この寺の副住職、英語にも長け「京都観光おもてなし大使」として京都伝統文化の継承、維持に力を注いでいます。特に、京都造形芸術大を出られた若手女性絵師と共に、同寺の襖絵をバージョン・アップする企画に携わっています。この絵師、禅寺に住み込みで修行もしながらの作業で、今年中には完成、お披露目予定。