京都の一般的なお雑煮は、丸小餅、かしらいも、雑煮大根、小芋などの丸いもので、御出汁は白みそ仕立て。最後に添える三つ葉と金時人参の鮮やかな彩に心も躍ります。
「角が立たず円満に過ごせますように」という思いが込められていると云われてきました。
また、1月4日鏡開きでは、京野菜の壬生菜入りのすまし仕立てのお雑煮を食べる習慣があります。
「名(菜)を上げる」といって壬生菜をお箸で一度持ち上げてから食べたり、 「名(菜)を残す」といってわざとそれを残したりします。
こういった縁起担ぎも多く残されているのもお雑煮の面白いところです。お雑煮は、日本の文化、各地のお雑煮の研究も面白そうですが、お餅の食べ過ぎできっと太りますね。