一保堂さん。寺町二条本店。享保年間(1717年)創業、旧宮家より賜った「茶、一つを保つように」が屋号由来。
伝統の合組(ごうぐみ:ブレンド)技術を守り続けて来た老舗お茶屋の一つ。
京の茶産地は宇治が有名ですが、歴史を遡ると高雄栂尾(とがのお)に行きつきます。
臨済宗開祖・栄西(ようさい)。鎌倉時代、中国・宗から帰った栄西は、栂尾の明恵上人に茶の薬効を話し、喫茶を奨め、茶の実を送ったのではないかと考えられています。
栂尾の茶を「本茶」、それ以外のものを「非茶」と称したほど、宇治以前の産地でした。
お寿司屋さんのあがりは、無料の日本茶。コーヒー・紅茶が有償なのに対して、不思議な慣習ですね。