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屋根の鍾馗(しょうき)さん

京都では江戸中期ごろから、近隣の鬼瓦から跳ね返される厄災避けに20~30cm程度の鍾馗さんの像を設置。鍾馗さんが睨み返しして、この邪気を振り落とすというもの。

 

鍾馗さんは、主に中国に伝わる道教神。日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされます。

 

平屋の京町家が減ってきたこともあり、京都人でさえも、鍾馗(しょうき)さんを知らない人が多くなりました。町を散策の際には、確認してみてください。屋根の軒先に眼光鋭い鍾馗さん、驚くかもしれません。

京町屋の厄除け